乾癬(Psoriasis)は免疫介在性の炎症性皮膚疾患であり、その発病が炎症性細胞浸潤と炎症性因子に関連しています。イミキモド (imiquimod、IMQ)誘発マウスモデルは、最も一般的に使用されている乾癬モデルです。
モデリングと実験計画
IMQ誘発マウスでの疾患表現型
マウスの皮膚の損傷と疾患のスコア
IMQ誘発マウスは、背中に明らかな皮膚の破損、炎症、肥厚および剥離が認められ、モデルグループの疾患スコアが 対照グループよりも有意に高いです。組織学的切片は、IMQを塗布したマウスで表皮の肥厚と好中球の浸潤が見られ ました。
IMQ誘発マウスでの薬力学的データ
モデルグループと比較して、デキサメタゾン(Dexamethasone)およびsecukin モノクローナル抗体(Secukinumab)治 療グループのマウス疾患スコアは減少しました。このモデルは、乾癬関連薬剤の前臨床試験および薬力学的評価に使 用できることがわかります。