異種移植腫瘍モデルは、現在、抗腫瘍薬の前臨床薬力学的評価に最も一般的に使用されているインビボモデルです。ドナー及び受容体の由来により、2種類に分けられています。同種移植モデル(Allograft transplantation model)はマウス由来腫瘍を免疫が正常な同一背景のマウスに接種したもので、免疫調節薬のスクリーニングに使用できます。異種移植モデル(Xenograft transplantation model)は、ヒト由来の腫瘍を免疫不全マウスに接種したもので、通常、化学療法と標的薬のスクリーニングに使用されています。異種移植モデルは移植物により、腫瘍細胞株移植モデル(Cell line-derived xenograft, CDX)と患者由来腫瘍移植モデル(Patient-derived xenograft, PDX)に分けられています。
集萃薬康は、免疫不全マウスに基づいて対応するCDXおよびPDXモデルを構築でき、抗腫瘍薬の薬効評価に用いています。
異種移植腫瘍免疫不全マウスモデル
l CDX(eg:NCG-CDX)
l PDX(eg:NCG-PDX)