1.1 研究概覧
図1. BKS-dbモデル研究概覧。実験段階:8-12週間、マウス使用量:10-12匹/群,5-8群。
1.2 BKS-dbモデル検証データ
(1) 体重グラフ
図2. BKS-dbマウスの体重は4週齢から急増加した。データはMean±SEMで示されたものである。
(2) 血糖レベル
図3. BKS-dbマウスの血糖は対照群に比べて有意に高く、8週齢後に安定した。データはMean±SEM、n=6で示されたものである。
(3) インスリンレベル
図4. 8週齢BKS-dbマウスの血中インスリンレベルは対照群に比べて有意に高かった。データはMean±SEM、n=6で示されたものである。unpaired two-tailed Student's t-test法で統計学的分析を行った。****,P<0.0001。
(4) 血脂レベル
図5. 8週齢BKS-dbマウスの血中脂質4項目(トリアシルグリセロール、コレステロール、低密度リポタンパク質コレステロールと高密度リポタンパク質コレステロール)レベルは対照群に比べて有意に高かった。データはMean±SEM、n=20で示されたものである。unpaired two-tailed Student's t-test法で統計学的分析を行った。****,P<0.0001。
(5) 肝機能検査
図6. 8週齢BKS-dbマウスの血中アラニンアミノトランスフェラーゼとアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼのレベルは対照群に比べて有意に高かった。データはMean±SEM、n=20で示されたものである。unpaired two-tailed Student's t-test法で統計学的分析を行った。*,P<0.05;****,P<0.0001。
(6) 肝臓及び膵島病変
図7. BKS-dbマウスの12週齢後に、肝臓に有意な脂肪変性が認められ、かつ、膵臓腺における膵島組織構造の紊乱が認められた。
(7) 早期糖尿病性腎症症状
図8. 12週齢後に、BKS-dbマウスの24h尿液におけるmAlbレベルは有意に高かった。データはMean±SDで示されたものである。unpaired two-tailed Student's t-test法で統計学的分析を行った。*,P<0.05。
1.3 BKS-dbモデルの薬力学的データ
(1) BKS-db糖尿病マウスの血糖値に対する薬物介入の影響
図9. 薬物介入により、BKS-db糖尿病マウスの血糖値は有意に低下した。データはMean±SEMで示され、unpaired two-tailed Student's t-test法で統計学的分析を行った。**,P<0.01;***,P<0.001とBKS-db + PBS群との比較。
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