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骨粗鬆症モデル

骨粗しょう症は、骨量の減少、骨の微細構造の破壊、骨強度の低下により、骨の脆弱性増加及び骨折の発生増加(骨折リスクの増加)を特徴とする全身性骨格疾患です。通常、腰痛、体長の短縮、後湾及び骨折として現れます。骨粗しょう症は原発性、続発性、特発性という3種類に分けられます。その発症は、遺伝、ホルモン、栄養、年齢、生活習慣、免疫学などの複数の要因の影響を受けます。


系統略称

系統名称

系統番号

系統カテゴリー

系統特徴

注文

B6-hRANKL

B6/JGpt-Tg(hRANKL BAC)/Gpt

T002040

Transgenic

過剰発現RANKL、骨粗しょう症は、海綿骨の減少と海綿骨間の接続性の低下を特徴としています。

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系統紹介

RANKLTNFSF11は、TNFスーパーファミリーの1員として、免疫調節と骨代謝(形成/吸収)に関与し、破骨細胞の分化と成熟に関する重要な活性化因子です。RANKLは、受容体RANKへの結合についてOPGと競合することで、破骨細胞の分化を活性化し、骨吸収を促進します。RANKLの過剰発現は、破骨細胞の過剰な活性化を引き起こし、骨粗しょう症の発病に繋がります。

集萃薬康がBAC遺伝子改変技術で作製した完全なヒトRANKL遺伝子を保有するB6-hRANKL遺伝子改変マウスモデルは重篤な骨粗しょう症を自然発症できます。hRANKLマウスはWild type対照群に比べて、海綿骨の減少と海綿骨間の接続性の低下という骨粗しょう症の特徴が示されています。ヒト骨粗しょう症治療薬であるDenosumabによる治療は、骨粗しょう症の症状を有意に逆転できます。

特長

1、BAC遺伝子改変技術で作製し、完全なヒトRANKL遺伝子(調節配列を含む)を導入しました

2、ヒトRANKL過剰発現により、破骨細胞が過剰に活性化し、骨粗しょう症の病態生理的特徴が示されます

3、骨粗しょう症を自然発症し、人工モデリングは不要です

4、hRANKLマウスの生理学的特徴は研究に利用しやすく、薬理学的および毒物学的研究の第一選択動物です

5、ヒト骨粗しょう症治療薬のスクリーニングに利用可能です


 応用分野

1、 ヒト骨粗しょう症治療薬のスクリーニング(例えば、抗ヒトRANKL中和抗体)

2、 骨粗しょう症発病機序の研究

3、 骨代謝の研究

4、 免疫系関連研究