1、肝臓線維症モデル：毒素CCl4で誘発された肝臓線維症実験モデルはヒト肝臓線維症の研究に幅広く応用されています。このモデルはアルコール依存症によるヒト肝臓線維症と類似しているため、肝臓線維症治療薬の治療効果を研究するための理想的なモデルです。

動物系統：C57BL/6Jマウスその他の通常及び遺伝子改変マウス系統

周期：8-12週間

測定項目：線維症度スコア、線維症マーカー検出（TGFβ1、COL1A1、TIMP1、ACTA2等），組織病理学的切片検出（HE，シリウスレッド染色等）。

2、非アルコール性脂肪肝疾患モデル（NAFLD/NASH）

概要：非アルコール性脂肪肝疾患（NAFLD）はアルコール依存症歴のない患者の肝臓に大量の脂肪が蓄積する病症です。非アルコール性脂肪肝炎（NASH）はNAFLDの中で最も重篤な形で、脂肪性病変だけでなく、小葉内炎症、細胞空胞化、および線維症を伴う場合もあります。NAFLDの発症率は年々増え、中国における発症率は15%に及びます。近年、肥満、2型糖尿病等のメタボリック症候群発症率の増加は、NAFLDの発症をいっそう促進しました。NAFLD/NASHは肝移植の上位3病因の1つになり、国民の健康に大きな脅威をもたらしています。NASH新薬の開発には、前臨床動物レベルの研究が不可欠です。実験物質の薬力学的評価研究のために、集萃薬康は新薬開発者に食餌誘発に基づく複数のNASHマウスモデルを提供できます。

動物系統：雄C57BL/6JマウスまたはBKS-dbマウス

周期：12-15週間

測定項目：体重、摂食量、血清生化学的指標（ALT、AST、LHD-C、LDL-C、TC、TG、Glucose等）、肝臓TC、TG含有量測定、組織病理学的切片検出（HE，オイルレッド染色等），炎症または線維症関連の遺伝子発現レベル測定，NASHスコア。